「謙虚に深みのある人になりたい」
自分らしく生きる人を増やしていく
株式会社RASHISA 代表取締役 岡本 翔さん
久留米大学の学生をしながら、株式会社RASHISAの代表取締役を務めるという、まさに二足のわらじを履いている岡本 翔さん。いつも笑顔で思い立ったらすぐに行動することができる岡本さんの思いの根底にあるものは? そして岡本さん自身が考える自分らしさとは?

選択したその積み重ねがキャリア

自分らしく生きる人を増やしたいと思って、まずは自分から、自分らしく生きてみようと2017年1月23日に株式会社RASHISAを設立しました。

起業前は、「TRAVELLERS」という “世界中の人が世界のことを好きになるためのきっかけづくり” を目的としたツアー企画団体や、「LIFE SCHOOL」という “キャリア” を見つけ直し、それから先のアクションまでを一貫してサポートするイベントの企画団体の代表として活動してきました。

特にLIFE SCHOOLに関わっているうちに、もっともっと、自分らしい生き方ができる人が増えたらいいのに、と考えるようになったのが、会社を設立するきっかけです。

キャリアって選択だと思うんです。

何か行動を起こす際には、やるか、やらないか、という選択があり、その後、どの方法が良いのか、どんな順番が良いのか、と選択を積み重ねていって、この積み重なりがキャリアになると思っています。

このLIFE SCHOOLに関わるうちに、僕自身のキャリアを考えた結果、起業しようという選択に至ったというわけです。

僕がLIFE SCHOOLで目指して来た自分らしいキャリアの選択ができる人をもっと増やしていきたい、そんな思いから1番自分のらしさについて悩み、キャリアについて考える学生向けのサービスをしようと考えました。

気付きや、きっかけがあって、そこから行動に移す。その際に背中を押してくれる仲間や、社会人の方とも出会うことができる。そんな場を提供することで、学生それぞれの生きる上での選択を後押しすることができれば良いなと思っています。
僕たちの提供するサービスが、少しでも変わるきっかけになってもらうことが出来れば、昨日よりもちょっとだけ自分らしい生き方をしている人が増えているのが理想です。

学生気分とサムライ気質

そんな理想を追い求めて、1年間2つの学生団体の立ち上げから、それぞれのイベントの企画、運営を経験していました。幸いなことに、どちらも順調に進んでいたので、そのときの僕は、次にやりたいことを模索していました。

やはり、いつか起業したい考えて大学へ入学したので、起業したいという思いも強くなってきていました。
確か、2016年の11月頃だったと思います。

あるベンチャー企業が主催するビジネスコンテストで人事担当者の方とお話する機会を頂きました。
そこで言われた言葉がとても印象的でした。

「岡本くんって、サムライになりきれてないよね」

いろんなことに手を出しすぎで、ひとつのことに夢中になれていないよね、ということでした。
起業することは良いチャレンジであるけれど、社長になるということはその会社の大黒柱になるという自覚を持たないといけません。
その “サムライ” になる覚悟がそのときの僕に欠けていたものだと思います。

そこから2日も経たずに、2017年1月23日に登記して起業する!と決めて、株式会社RASHISAの創業を決めました。
サムライになりたいわけではありませんが、僕の中で変わんないといけないという何かがあったんだと思います。

学生団体の代表の引き継ぎも難なく終わり、本当にテンポ良く物事が進んでいきました。

結果がすべてーー残せなければ次もない

僕自身、深く考えすぎない性格なので、ここまで、とても楽に歩んで来ることができました。よく「行動力があるよね」とか、「すごいね」と言われることがありますが、そう言われてきて調子に乗っていた自分が居たと思います。

ただ、いくら行動力があっても、結果を出せなければ意味がないということを知りました。

起業の直前、福岡の企業さんからプロモーションのお仕事を頂きました。僕は、学生団体を回してきた経験から、しっかりとした数字を出せるという自信を持っていました。

結論から先に言うと、全く数字が出ませんでした。
1人でPDCAサイクルを回しながら、仮説と実践を繰り返す毎日でしたが、自分の知らない、得意ではない分野において全く歯が立ちませんでした。
はじめて「岡本くんにこの仕事をやって欲しい」と言われた仕事なのに、結果を出すことができないのは本当に辛く、僕を信頼して、任せてくれた企業の方たちにとても申し訳なかったです。

その企業からは経過や過程も、見て頂いていたので、そこに関しては一定の評価を頂けたものの、それがまた「学生だから仕方ないよね」と言われているようにも感じました。

ーー申し訳ないし、悔しい。

まさに結果を残すのか、残さないのか。それがすべてで、それが次の仕事になるんだと分かった瞬間です。
理由があって僕に頼んでくれるからこそ、その期待には結果で応えないといけないんだな、それが会社としてお金を頂いて仕事をすることなんだな、そう学びました。

良くも悪くも目立ちだがり屋で、福岡の学生の中では、影響力を持っていると思っていましたが、そんな影響力で着飾って天狗になっていたと思います。

「するめ人材」になりたい

これからも目立ちたがり屋な “僕らしさ” は変えようとは思いませんが、なりたい像が最近はっきりしてきたと思います。

するめいか(さきいか)のような人間になりたいんです (笑)

白くて、シンプルな見た目なのに、噛めば噛むほど味が出る、するめいか(さきいか)。そんな人になりたいんです。
初対面では謙虚なイメージだったけれど、また会いたくなる。また会えばさらに興味が湧いて、次も会いたくなる。
そんな味のある人になりたいと思っています。

自分を取り囲む環境ってなかなか変わるものじゃないと思っています。
でも、変わっていくのは自分からなんですよね。きっかけがあれば、誰でも変わることができると思っていて、そのきっかけを僕がつくっていくことができれば良いなと考えています。

はあちゅうさんの『半径5メートルの野望』ではないですけど、僕の身の回りの「半径5メートル以内にいる人」の世界を変えたいです。

水たまりにしずくが落ちたら、波紋が広がりますよね?
それと同じように今、自分のいる環境に何か気付きがあれば、きっかけがあればその環境は少しずつ変わっていきます。

そんな自分らしく変わるきっかけから、動く後押し、その後のフォローまでを、会社という組織を率いてやっていきたいです。

「おかしょーが居たから、RASHISAがあったから、今の自分が自分らしく生きていると思います」
こんな言葉が聞けるように、まずは自分から自分らしく、するめいか(さきいか)のような人間になりたいです。