愛あるおせっかいの出来る人になれ! 人事担当者に聞いた 南福岡自動車学校の考える人と人の大切さ
ユニークな採用活動を展開していることで有名な株式会社 南福岡自動車学校。今回はなぜそのような採用活動を行うのか?どんな学生を採用したいと思っているのかにフォーカスし、南福岡自動車学校の人事である榎本さんとともに学生のキャリアを考えたいと思います。

———–株式会社南福岡自動車学校
 榎本 麻由さん
2004年株式会社南福岡自動車学校入社
フロントへ配属・スタッフとして接客業務に従事
2008年フロント部署チーフとしてチームマネジメントを行う。
2010年社内表彰全社MVP受賞
2012年人事部へ異動 
新卒・中途採用・評価研修制度の構築・実施、自社インターンシップでの講師を務める
2017年グループ会社株式会社つなぐっとにて就活講座講師を務める

———-インタビュアー
三角 聡
福岡大学3回生 株式会社ikkaiインターン生
面接で自分らしさを伝えていきたいが生意気に思われるのが怖く、なかなか自分を伝えることができず悩んでいる。

「愛のあるおせっかい」ができる”ひと”を探しています

三角
今日はよろしくお願いします!
「感性あふれる“ひと”を創る」という南福岡自動車学校の企業理念のもと、福岡でも特に積極的に新卒採用活動をされていらっしゃると思います。
そのなかで「愛あるおせっかい」が出来る”ひと”を求めていらっしゃるという表記を拝見したのですが、これはどういう人のことなのでしょうか?
榎本さん
よろしくお願いします。
そうですね、人が好きな人ですかね(笑) やはり、仕事もそうですが人との関わりが大事なのだと思っています。
自動車学校は運転を「教える」ところですので、運転の技術だけではなく教習生の方とどうコミュニケーションをとるか、信頼関係を築けるか、教えたことで相手に喜んでもらえるか。
それが自身のやりがいに繋がる、喜びに繋がる。そのような人に来てもらいたいですね!
スキルはいつでも習得できます。
私たちはその人の「個性」をみています。 性格や価値観やその人が経験して来たことのとりわけ人との関わり方で「他喜力」があるかどうか重要だと考えています
三角
すみません、「他喜力」とは何でしょう?
榎本さん
「他喜力」つまりは他人を喜ばせる力です。 やはり、他人に喜んでもらえることを嬉しく思う人が弊社には合っているのだと思います。
三角
そうなのですね!
どのようにそんな学生を採用していらっしゃいますか。
榎本さん
まず、私たちは新卒採用において特に性格や価値観を重視して選考を行っています。
先ほど述べたようにスキルなどでなくてその人の本質、本音が大事だと思っています。
なぜならスキル面は正直どうにでもなるからです。もちろん、あるに越したことはないですが、入社してから必要なスキルは身に付ければいいと思います。
しかし、その人の性格や価値観といった本質は、生きていくなかで形成されていくものです。
だからこそその人のこれまでの経験について掘り下げていくことで、その人の「人となり」を見ています。
なので、できるだけガチガチの選考のような雰囲気にならないよう選考方法を用いて「素」の状態で面接に来てもらえるように心がけています。
三角
素の状態ですか?
榎本さん
はい、南福岡自動車学校の選考はワークでどう結果を導き出すかよりも「間の素の状態」を見ています。
三角
間の素の状態が大事とは、どのようなことでしょうか?
榎本さん
例えばグループ面接の他の人が話をしているときの待ち方、聞き方を見ています。
「いつも笑顔なところが長所」という人は、笑顔で自分について PR をしますよね。
でも本当に大切 なのはその場の笑顔ではなくて、次の人の PR しているときの顔だと思います。
笑顔が長所なのに笑顔で聞いていない人は本当に笑顔が長所なの?と思いますよね。(笑) またグループディスカッションの際にも「私がファシリテーターをやります」「私がタイムキーパーやります」と役割を決めることがセオリーだと面接対策で言われていますが、そこではなくて別の人の話や意見をしっかり聞いて相手を尊重できるか重要なポイントですね。
もちろんどちらもしっかりと面接対策をして来たということに関しては素晴らしいことですが。
三角
本気で人を喜ばせるのが好きな人が南福岡自動車学校で活躍できるということですね!
だから間の素の状態を見る必要があるんですね。

内定者の実家に家庭訪問!?

三角
ところで、南福岡自動車学校では内定者の実家に家庭訪問に行くと伺ったのですが…
榎本さん
そうです!
社長と配属先の担当課長と私で内定を出した学生のご実家一軒一軒回っています。
そこで親御さんからお子さん「内定者」がどのように成長してきたのかをお聞きしています。
親御さんがその子がどのように考え、生きてきたかを一番知っているので、内定者の性格をより深く知ることができ
入社後もどう育てていくかのヒントを沢山教えていただく事が出来ます。
また、親御さん世代が免許を取った時代は年配の方が上から生徒に教える場合がほとんどだったため、そのイメージを取り除いてもらうのも家庭訪問の目的の一つです。
三角
新卒の方だけじゃなく、その家族にも接する企業というのはなかなか聞いたことがなく、 新しい発見でした。
内定者の性格を1番知ってる家族にこれからの成長のヒントをもらうのも、親御さんにとっても「そこまで考えてくれているんだ」と、安心できる企業だと感じますね!

ババ抜きで就活!? 自動車学校の「就活支援」とは?

三角
最近「つなぐっと」という学生の就職活動を支援する企業を設立したとのことですが、
失礼ながら自動車学校と学生の就職活動が結びつくイメージが湧きません…(笑)
なぜ学生の就職活動の支援をするのかを教えて頂きたいです。
榎本さん
私達は弊社のような就活スタイルを周りの企業に広めようと考えています。 学生と企業のマッチングイベントや合説、就活講座を行っています。
ババ抜きをするような合同説明会って聞いたことありますか?
三角
ババ抜きを就活で行うのですか??
榎本さん
はい。ババ抜きはババ抜きでしてもらいますが、手札を減らす度に質問カードを引いてもらい、その質問に答えてもらいます。
学生さんと企業さんが近い距離で、より素に近い形で話をしてもらいます。
先ほども述べたように、私たちは選考と身構えて欲しくない、学生さんの素の状態を見たいので
このような学生も企業もより素の状態で向き合える場をこのつなぐっとを使って広げていきたいと思っています。
三角
なるほど!
普通の選考だと身構えてしまうため、素の状態で居やすい空間づくりをされているということですね。
僕も参加してみたいです!

積極採用のインターンシップで学生に学んで欲しいこと

三角
ところで、南福岡自動車学校ではインターンシップも積極的に募集していますが、主にどのようなことを学生に学んでほしいと思っていますか?
榎本さん
南福岡自動車学校では、人間力の形成。つまり、【人として信用される人を作る】を軸にしています。
学生さんがやりたいと自発的に言ってくれたことに関しては何でもお任せしようと思っています。
特にイベントの企画や運営は学生目線で行いたいので、任せていることが多いですね。
三角
ありがとうございます。いろんな企業の方の人事の方とお話しするのですが、よく聞くのが「主体性」
つまり、与えられる仕事をただこなすのでなく、自分で考えチャレンジしていくことが大切なのだとよく伺います。
また気になっていることなのですが 「Re:Garden」 という学生向けのカフェスペースを福大付近に設立されていらっしゃいますよね?
これもまた自動車学校と一見関係なさそうですが、どのような考えで作られたのでしょうか?
榎本さん
福岡大学の学生さんを応援する事を目的としてつくりました。
南福岡自動車学校と福岡大学は車で都市高速を使えば 25 分程度の位置関係にあり、福岡大学の学生さんも多く通って頂いています。
そこで、自動車学校に関する情報発信の場としてはもちろんですが、福岡大学のサークルのミーティングの場として利用したり、講義の合間に来てちょっと落ち着くスペースとして利用してもらいたいと考えています。
三角
なかなか話し合う場がないサークルにとってすごく便利な場所ですね!
僕もワーキングスペースで利用したいなと思っています!
最後に学生にメッセージをお願いします。

価値観で等身大の就活をしてほしい

榎本さん
学生の間に自分の知らない世界の人と関わりを持ってほしいと思います。
同じ価値観の人と一緒に居るのもすごくいいと思いますが、やはり、違う価値観の人や別ジャンルで活躍している人と関わっていくのは視野が広がり、とても勉強になると思います。
そして就活中の学生さんに言いたいのは、「社会人も人」だということです。
社会人だから、人事だから、 社長だから、肩書で見るのでなく人として、個としてみて、自分がどうあるべきかを考えて就活に臨んで欲しいと思います。
どんな業種、職種であれ“ひと”と関わりながら働いていくと思うので、自分の価値観にあった人、会社を探し、等身大の自分を理解してくれる会社でいきいきと働いてほしいと思います。